亡き名俳優、松田優作の忘れ形見である龍平と翔太兄弟はキャラクターが全然違う。
内向的な兄龍平に対し、弟翔太は社交的な性格だ。
一見、顔かたち以外に共通するところはなさそうに思えるが、実はあった!しかも、ここまで似てるかって思うほど意外な共通点が存在したのだ。それは一体何って?
追々説明してゆくからゆっくり読んで行ってね。
それから、この兄弟が一度だけ共演したことがある。しかも対談という形でだ。
なぜか今まで兄弟での共演がなかったのか、それも不思議だが、なぜ今さら共演することになったのか?
それは、この対談こそが龍平と翔太しかできない内容だったのだ。
ちょっぴり切ない兄弟の対談。こちらもしっかり内容をチェックしてゆくので、最後までしっかり見て行って欲しい。
松田兄弟の意外な共通点
無口でニヒルな兄の龍平は、映画が主な活動の場だ。父親譲りのクールな雰囲気は映画にこそ向いていると誰しもが思う。
反対に弟翔太は、気さくで柔らかな雰囲気と人懐っこい性格がテレビ向きなのかもしれない。だからドラマやバラエティーに良く映える。
兄弟で全く違う持ち味なのだが、筆者は非常に面白い共通点を見つけた。
弟の松田翔太の恋愛遍歴の相手は、忽那汐里(27歳)、沢尻エリカ(34歳)、黒田エイミ(32歳)が浮かんできた。
対する兄の龍平は、太田莉菜(32歳)、モーガン茉愛羅(21歳)が現在までの交際相手だ。太田莉菜とは結婚し子供まで授かるも離婚。現在はモーガン茉愛羅と交際中だ。
これって何処が共通点なの?って質問したくなるよね。年齢も似通っているし、全員美人だ。
しかし、そんなことが似通っている理由にはならない。じゃあ一体何なのさ?ってか…
正解を見てみよう。
忽那汐里は日経オーストラリア3世、いわゆるクオーターだ。沢尻エリカはフランスと日本のハーフ。黒田エイミはイギリスと日本のハーフ。つまり松田翔太は混血美人が大好きなのだ。
龍平だって負けちゃいない。太田莉菜はロシア系ハーフ、モーガン茉愛羅はイギリス系ハーフだから、兄弟そろって異国情緒を愛する癖があるのだ。といっても、純血な外国人は選ばない。日系ハーフ又はクオーターが好みなのだ。
ここまで徹底して交際相手の好みが似てる兄弟も少ないだろう。そして、翔太が選んだ黒田エイミと、龍平が選んだ太田莉菜は共にファッションモデル。その他の女性陣もみんな長身美女ばかりだから、モデル体型も好みが似てるってことになる。
そういえば母親の松田美由紀もクールな美人だから、父親から引き継いだDNAがクールなハーフを選んだのかもしれない。血は争えないのだ(叔母の熊谷真美は三枚目キャラだけどね)。
ちなみに混血の人は何事かに秀でていて優秀な一面が意外と目立つ。松田兄弟も、父から引き継いだ遺伝子をより優秀に変化させ後世に残そうと、知らぬ間にハーフやクオーターを選んでいるのかも知れない。神々の壮大な計画の一端か、はたまた単純に個人の好みなのか、凡人には知る由もない。
いずれにしても、これで松田兄弟の似てる一面が明らかになったが、彼らの直近ルーツ松田優作についての話題に移ろう。
映画向きの兄龍平とテレビ向きの弟翔太がこれまで以外にも共演する機会はなかったのだが、絶対に共演を避けられないオファーが発生した。
それは父松田優作の生誕60周年、没後20種年の記念ドキュメンタリー映画で対談することだった。
父を語る兄弟
2009年10月初公開の「SOUL RED松田優作」は102分に及ぶ松田優作のドキュメンタリー映画だ。
「ブラック・レイン」で共演したアメリカ人俳優のアンディー・ガルシアや宮藤官九郎はじめ優作にゆかりのあるタレントたちが在りし日の松田優作を語っている。
ここでの目玉は忘れ形見の龍平と翔太兄弟の対談だろう。
父優作が亡くなったとき、兄龍平は6歳、弟翔太はわずか3歳だった。彼ら兄弟がものごころつく前の出来事だったから、父親との会話などそうそう覚えているはずはないと思われる。
あるのは兄弟それぞれがおぼろげに抱く父へのオマージュ、そして残された家族の悲しみ、葛藤が記憶の全てだろう。当然、記憶が殆どないだけに父への慕情とか憧れの念が強いと思われる。
翔太の場合は特にそうだ。しかし兄の龍平は6歳だったから僅かに父との記憶があるのかもしれない。
そんな兄弟二人が必死に父の面影を追い求め記憶の断片を血眼で追い求めて語り合ううち、二人が抱く父へのイメージが異なっていることに気付く。双方が己の主張を正当化しようとして止まない。
会談の途中で険悪なムードになる二人。カメラはいったんストップされた。
仕方がないことだ。父への慕情が強すぎる二人は、兄弟そろって共通した父との思い出がないのだから。兄弟の意見の相違も、見ている側は只々切ない思いにさせられる。
でもこの会談で知らなかった事実も判明したそうだ。こうした思わぬ収穫がこの兄弟をハッピーにしたことは事実だし、普段はとても仲良しの龍平翔太兄弟だから、いつかこうした会談のことも思い出話になることだろう。
エピローグ
松田優作の子供たち、龍平と翔太兄弟は全く違うキャラクターゆえ、見た目以外は似てるところが無いように思っていた。
でも女性の好みはここまで同じかというほど共通していたのが、混血美人好きなところだった。
しかもこの女性陣はみな長身のモデル体型。中には本当にモデルを生業としているひとがいたのだった。
松田龍平は一度離婚歴があり、現在の彼女も身ごもっているとの噂だ。
いずれにしろ、松田兄弟には責任ある行動をとり、しっかり子孫を残し幸せな家庭を築いて欲しいと願うばかりである。
父没後20周年記念映画で語り合った兄弟の対談だったが、亡き父へのオマージュは兄弟で異なる抱き方だったようでちょっぴりぎくしゃくしたけれど、普段はとても仲良しの兄弟だから言葉にしなくても分かり合えてるはずだ。そこがとても素敵で羨ましい。
現在、龍平37歳、翔太34歳。これからが楽しみな兄弟俳優だから是非みなさん応援してあげて欲しい。