2020年ドラマで真矢みきが演じる初めての役柄が人間臭くていい。優しい表の顔としたたかな裏の顔。誰もが持っている二面性を演技する真矢は初めて見た。よく似合っていて面白い。
このドラマより3年ほど前、コーセー化粧品のCMに出演した真矢の姿を再生したら何故かこのドラマの役柄を思い出して笑えてくる。
はっきりいってくだらない。くだらないけど何だか奥が深そうで妙に可笑しいのだ。
筆者だけがそう思うのかもしれないが話のタネに少しお付き合い頂ければ幸いだ。心のシュガーレスガム程度のつもりでご覧頂きたい。続きをどうぞ。
2020年ドラマでの役柄
4月9日スタートした「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」は病院内の薬剤部で患者の調剤を行う病院薬剤師たちの知られざる舞台裏をテーマにした物語だ。
主人公は石原さとみ扮する葵みどりは元気いっぱいのテキパキ薬剤師。よく気が回り頭も切れる。しかしそんな機転が時には災いを呼び人間関係にヒビが…。
一般人には知る由もない薬剤関係者の日常をリアルに描くこの作品で、真矢みきが演じるのは葵みどりの上司役。部下にも気を遣い優しさを見せる表の顔とズル賢くしたたかな裏の顔も併せ持つくせ者だ。
この役柄について真矢自身も言っているが、初めて演じるキャラだという。
そういえば真矢が演じてきたキャラクターはおおよそ毅然とした態度のキャリアウーマンとか、融通が利かないPTAみたいな役どころが多かった気がする。いわゆる善人だが単細胞的なキャラだ。
そこへ行くと今回は非常に人間臭くて何処にでもいる腹の内が読めない要注意人物だから真矢自身もやりがいがあるのかもしれない。ある意味真矢の新境地だ。
おかしなことにこのドラマより3年も前、コーセー化粧品のCMに出ていた真矢が放った一言が今回の役柄にリンクしているみたいで妙に可笑しかった。
コーセー化粧品のCMで一言
赤いボトルに入ったコラーゲン高濃度配合「濃潤リフト液」。
真矢のセリフが聞こえてくる。「アップして!もっともっとアップして!」コラーゲンリフト液だからたるみの肌を持ち上げてって言いたいのだろう。
薬剤師の上司役では部下を持ち上げる役柄だ。心の声で「持ち上げて!もっともっと持ち上げて!」なんて考えているならとっても嫌な上司だ。腹の底が読めない。
更に真矢が一言「はい、これが真矢のつやはだ。アップつやはだ、50歳から。」
(50歳から演じる厚い面の皮。はいこれが真矢のそれです)みたいでふてぶてしい感じがする。
そしてナレーションの男が言う。「一品六役グレイス・ワン」
これこそ一人で6キャラ演じることが出来る偉大な宝塚の女優「真矢みき」を讃えるひとことみたいで奇妙だ。
でもここ最近、真矢みきの演技の幅は広がった感がある。2020年のドラマを見ていてやはり真矢は女優として新境地を拓いたのだと確信する。もしかしたらこのコーセーCMは未来へ向けた予言だったのかもしれない。
大袈裟だって?そうかもしれない。いやむしろそうだろう。しかしこうでもしなかったら誰が真矢みきの成長を讃えてあげるのだろうか?余計なおせっかい?ファンならみんなわかってるって?
失礼しましたね。与太話だけど少しは笑ってくれたかな?コロナウイルスで外出出来ない貴方に心のウオーミングアップをしてもらえたなら幸いです。じゃあまたね。
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フィナーレ
真矢みきは2020年ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」でオモテづらはいいがずる賢くしたたかな上司の役を演じた。
従来、真面目で融通の利かない単細胞みたいな役をよく演じていたのだが、今回はちょっぴり悪役の臭いがする役柄であり、真矢自身も気に入っているようだ。
偶然にも3年前のコーセー化粧品CMを見直した筆者が、このドラマの役柄にはまったようなフレーズを連呼していたからたまげた!
CMが予知していた現在の真矢みきの演技力は本物だった!これは決して都市伝説じゃない。
そして偶然でもなかった。これは神様が仕組んだ必然だったのだ(大げさでごめんね。)
というわけで、真矢みきが今後面白くなりそうですので応援してあげてください。よろしくどうぞ!