昨今はチューハイの女王、かつては鬼教師「女王の教室」など女王が似合うタレントとしてすっかり定着した感がある天海祐希。そうした支配者のイメージを固めたドラマが「ボス」だった。
警視庁「特別犯罪対策室」というはみだし刑事ばかりの集まりを束ねる室長警部だった。
2009年放送というからなんと天海が42歳の頃だ!以前から独立心の強い役柄ばかり演じてきたが「ボス」はそんな役柄の集大成的作品かもしれない。「ボス」ってえらそーな響き。
どうしてそんなイメージキャラが定着したのだろうか?彼女の役者人生を振り返り、これまでの道のりをヒントに紐解いて今後の行く末を予測する「ザ・ウェイ・オヴ・アマミ」大全。
天海の特異キャラを魅せる比較対象として今回は分かりやすく正反対の乙女キャラ女優松嶋菜々子を用意したぜ。
身長差はじめ様々な違いをピックアップし、天海祐希がどれだけ男前なのかみんなに知ってほしいな。それでは天海祐希劇場のはじまりはじまり。
そもそもは宝塚
天海祐希は宝塚音楽学校を首席で卒業し、入団1年目から主役に大抜擢。見る見る間に月組トップスター(男役)まで上り詰めたがその後2年で退団でしてしまう。伝説だけが後を追いかける宝塚OBになってしまったのだ。
その伝説の数々は枚挙にいとまがないほどだ。最終公演の衣装の慣例を守らなかったり、ファンの集いにファンを説教したりと文字通りえらそーなエピソードばかり。でもその実は納得いかないことは納得いかないと声に出して変えてゆくバイタリティーを持つ本当に凄い人なのだ。
足早に通り過ぎて行った宝塚時代。その理由は明らかではないが様々な憶測が飛び交ったようだ。
先輩の嫉妬、くだらないしきたり、マナー知らずのファンに対する憤り。しかし冷静に分析するとそれらの全てが男勝りな天海祐希の性分に合わなかったことが理由だろう。
また、宝塚の狭い世界に居座るような器ではなかったようで女優デビューは時間の問題だったらしい。テレビや映画にでるやいなや活き活きと「女帝」ぶりを発揮した役柄を演じているが、これは役柄に留まらず彼女の性格そのものを表現していると感じる。「ボス」の年齢の頃がその集大成だ。
女優としても大きく見える。その一例として松嶋菜々子との身長差ほかの比較をこの後挙げるつもりだが男役を長年やってきたことで所作が男っぽいことも大きく見える理由だろう。
根底にあるのはダンディズム
例えば正反対キャラの女優松嶋菜々子は女っぽい役柄が多く、同じ警察トップを演じても女子力が高いキャリアを演じている。二人が並んだ場合、なんと身長差はゼロでお互い172センチメートル。けれども単独で見ると天海のほうが大きく見えてしまう。スリムなダンディーイメージはいまでも健在なのだ。あごも少しエラがはっていて男装は今でも似合うはずだ。
視点を結婚をに変えよう。
松嶋菜々子の旦那は俳優の反町隆史であり令和に入っても離婚の噂ひとつないほど仲が良い。天海祐希は独身のままだが恋愛経験は豊富。もともと結婚願望はないと言い切る天海だが交際した男たちと縁がなかっただけのようだ。
要するに天海祐希のどでかい器に適した男性はいまだに現れないということ、そして彼女の持つ生来のダンディズムが40代のピークを迎えて「ボス」のように成熟し50代となった今新たなイメチェンの時期を迎えようとしていると感じるのだ。
天海祐希の行く先は
ずばり天海祐希の今後だが、コメディアンが有力だ。今はまだ美しい。けれど既に50代に突入している彼女にとって、新しい可能性に挑戦することは大事なことだ。
事実、新しい可能性に挑戦した結果がCMでの缶チューハイ女王だ。支配者キャラはそのままにおバカな一面をの覗かせている。大晦日のガキ使「笑ってはいけない」でも躊躇なく女王っぷりをおバカに発揮している。もう後戻りは出来ないのだ。
宝塚は過去の栄光。女を捨てて「女帝」キャラだけ残してコメディーする天海祐希の何と活き活きした顔!はっきり言って応援しちゃうぜ。気取った宝塚OBは面白くない。今後の天海はおバカで面白いはずだ。頑張れよ天海!気取るなよ宝塚OB!
最後に
まとめておこう。
「ボス」を演じた頃の天海祐希の年齢はすでに42歳だった。これまで彼女が築いてきた女王もしくは女帝キャラクターの総括ともいえる。
女帝的イメージは宝塚時代のエピソードの数々からも窺える。天海祐希は男前であり器もでかい。
だから彼女を受け入れる度量の男は簡単に表れないのだ。これが彼女の独身である本当の理由だろう。
松嶋菜々子は正反対キャラで比較をよくされるようだが、身長差はゼロで双方とも172センチメートルだ。しかし、天海の方が男らしいので大きく見える。エラもはってる。男装は今も似合うだろう。
天海祐希の今後の方向性はずばりコメディアン。昨今出演するバラエティーもCMもおバカなギャグ番組ばかりだ。本人も活き活きしているし、気取った宝塚OBよりよっぽど好感度は上だ。
50代を迎え、もう女を捨ててもいいからお笑いの世界を楽しんでいって下さい。お願いします。