以前、筆者は柴咲コウの北海道移住とその丁寧なくらしについて詳しくご紹介したが、ファンの間では波紋が大きく「こんなにスピリチュアルな人だっけ?」と驚嘆する声すら聞こえる。
柴咲コウのライフスタイルのターニングポイントはどこだったんだろうか?きっかけは何?
華やかな女優生活と彼女を取り巻くハードな環境、それらをこなしながら、きらびやかな都会の真ん中で暮らしてきたイメージが強いのだが、我々ファンが知らない間に柴咲コウは変貌していたのだった。
本稿では柴咲コウがどのような経緯で今に至るライフスタイルを確立したのか極力詳しく掘り下げて見たいと思う。
そして嬉しいことに変わらない一面もある。それは猫好きだということだ。
柴咲コウの飼い猫は複数いるようだが今現在どうしているのか、数は増えたのか?
猫好きな柴咲ファンにはたまらない話題だろうが、猫嫌いな柴咲ファンにはごめんなさい。
独断と偏見で取り上げたテーマだけど最後までごゆっくりお付き合いくださいな。
移住のきっかけ
以前別の記事でも述べたが、柴咲コウの両親は北海道出身であり母親は既に他界してしまったが父親は健在だ。
しかし東京の夏は熱帯夜であり高齢になった父親は相当参っていたようで、打開策を模索するうちに故郷北海道に帰郷することを決心するに至ったらしい。
しかしながらそれは移住の理由の全てではない。だって芸能生活が充実していると感じていたならば東京と北海道の二重生活だって飛行機を駆使すればどうにでもなるはずだから。
筆者が感じた出来事としては以下の事実が、彼女の心境が変化する時期的に前後していたかのように感じてならない。
2017年に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」に主演した柴咲だったが評判は芳しくなく視聴率も低迷してしまった。柴咲コウの芸能生活においてスランプの時期に来ていたのかも知れない。
詳しいことはわからないが、このときを境にして柴咲コウのプライベートタイムが充実し始めたのは確かだ。
その証拠に、お弁当なんか手作りして大自然を相手にトレッキングなんか楽しみ始めたことがありびっくりしたものだ。
しかし今にして思えばそれは柴咲がみずからプロデュースしたアパレル事業を芸能活動のかたわら立ち上げる前のほんのひとときの愉しみであったかのように思う。
柴咲コウをスピリチュアルな人だとファンは言う。それはある意味当たっていると感じるのだ。
東京で忙しく芸能活動に励む柴咲だったが、本当の自分が望む生活とは違うと感じ始めたのが始まりのように思う。自身を内観し、自問自答するなかで導き出した答えが「丁寧な暮らし」だったのだろう。
本当のスピリチュアルを理解する人は、現実から目を背けないリアリストだという。そして、他人に依存せず孤高に生きる人を指すというのだ。まさしく今の柴咲コウそのものじゃないか!
「丁寧な暮らし」それは、一分一秒を無駄にしないで人生を噛みしめて生きる事、そのために自分自身を偽ることなく自然をいとおしみ人を愛おしく思う生き方を選んだということだろう。
独立心と行動力に長けている柴咲コウは、こうと決めたら実行は早かった。既に北海道の新居は出来上がりつつあるのだった。
そこで気になるのは飼い猫たちだが、今は一体どう過ごしているのか心配だね。
猫たちの行方
大の猫好きで知られる柴咲コウ。以前は白い雑種の雌猫ノエルと、白黒の雌猫ルナの二匹を飼っていたが、「女城主直虎」に出演する直前にルナが亡くなってしまった。
愛猫との死別もさることながら、一人ぼっちになってしまったノエルをほったらかしにすることは出来なかった。「女城主直虎」のロケ地である静岡県浜松市から東京まで猫の為に通ったという。
一番大事なものを犠牲にしてまで仕事に専念するべきか?おそらくこの頃柴咲コウは、猫の件もあってか彼女自身の生活を見直す時期に入ったのかもしれない。
月日は流れ、2020年には前述のノエルのほかに、知人が手放すところをもらい受けたロシアンブルーのクレアが家族として増えた。
さらに、柴咲が所属事務所スターダストプロモーションを退所し、彼女自身が独立開設した事務所レトログラースに住まわせた猫がいる。その名もモントン。
合計で3匹の猫を飼っていることになるが、ノエルとクレアは東京でも同居する家族なので北海道の新居には一緒に移ることになるだろう。
事務所で飼われているモントンについてはどうするかは不明。柴咲の気持ち次第で北海道に連れて行くも良し、事務所スタッフに任せるも良し。いずれにしても3匹の猫たちは健在で仲良く暮らしているようだ。
動物は純粋な心を持っているので裏切らないし、スピリチュアルな感性を研ぎ澄ます生活には良いパートナーだろう。
別に柴咲コウが人間不信というわけじゃないが、あわただしく粗雑に時を過ごしてきた仕事仲間たちと距離を置く時間も彼女にとっては大事かもしれない。
今現在、間違いなく言えることは柴咲コウが変わりつつあるということ。それは、彼女の心の欲するまま素直に生きる事へ変わってゆくということだ。
いつまでも話題作の売れっ子女優でいられるわけもなく、実業家としてナチュラリストとして進むべきベクトルが変わってゆく柴咲コウを、我々ファンとしては応援してあげるべきではないか。
少し寂しい気もするが、女優を辞めた訳ではないので深刻に考えず優しく見守ってあげて欲しい。
エピローグ
柴咲コウがスピリチュアルに変貌したという意見があるが、もともと柴咲コウは常々時代に流されてゆくタレント生活に疑問を抱いていたのであり、日常の些細な変化にも心を奪われ少しずつ心境が変化していったのだと思われる。
何匹も猫を飼っているから時にはペットと死別することもありうることだ。ただ愛猫の死から柴咲コウは命の尊さを真剣に考え、滝川クリステルが立ち上げた殺処分寸前の犬猫を保護する財団に参加を決めている。
このように、繊細な心で世に起こる出来事をかみ砕き、柴咲コウ自身でやれることはないか、こうあるべきではないかと真剣に考え抜だとだとわかった。
柴咲コウの提唱する「丁寧な暮らし」とは、世にある出来事を丁寧に紐解き、自身に置き換え、人生を無駄に生きないということに思えるが、皆さんはいかがだろうか。
今後の柴咲コウに注目したい。