フィリピン人と日本人のハーフ高橋メアリージュンは、ハーフタレントのなかでもクールで美しいことではトップクラスだ。
モデルをしながら女優業を積極的に取り組む彼女は、2020年も多彩な役どころでドラマに出演している。これからまだまだ役者として伸びしろのある高橋メアリージュンだが、2020年の出演ドラマの役どころを観察しながら、彼女の魅力、持ち味を探ってみよう。
そんなアクティヴでバイタリティー溢れる高橋だが、過去に壮絶な病を発症している。
いったいどれほどの苦しみだったのか？そしてその病は現在どうなっているのか？
タレントとしての生き様、そして病気というハンディキャップを背負う女性の生き様をしっかり観察させていただくこととしよう。そこから見える高橋メアリージュンの本質を知り、貴方は更に彼女を好きになるかもしれない。
過去の出演と病との闘い
かつて出演した映画「るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編」で演じた、妖艶ながら一途な女、駒形由美は大いに話題となった。それは、原作に忠実なキャスティングすなわち、駒形由美そのものだったと大評判になったからだった。
それもそのはず。彼女の迫真の演技は本当に命がけだったからなのだ。
出典：：cinematoday.jp
2013年に発症した潰瘍性大腸炎は、激しい下痢と腹痛、さらには血便をも伴う壮絶な病だった。
るろうに剣心の撮影は、まさにこの病のピークであった時期だ。高橋は、おむつをして撮影に挑んだというからプロ根性に敬服する。普通なら不安と苦しみにさいなまれてリタイアするべき状況だろう。「命を懸けて演じました。」彼女のコメントには胸が熱くなるよね。
そんな頑張り屋さんの高橋メアリージュンは、前向きな生き様もあって2015年とうとう潰瘍性大腸炎を克服することが出来た！やった！天は我を見放さなかったのだ！
しかし、喜びもつかの間、翌2016年には子宮頸がんという恐ろしい病に襲われてしまう。
医者いわく「一生闘う病気です。」その言葉の裏には、いつ治るかも分からない病気、仮に治っても再発が起こりうる病気ということだろう。
しかし、あくまで前向きな性格の高橋メアリージュンは、壮絶ながん治療も根性で克服し、ドラマやＣＭなどタレント活動を続けながら、とうとう子宮頸がんすらも克服出来てしまったから凄い。
現在では、全く症状はなく医師の観察も良好ということなのでひとまず安心である。
高橋メアリージュンのこれまでの人生から見えてくるもの、それは忍耐と堪忍、希望と努力なのだ。
そんな彼女が2020年に挑むドラマの数々を探ってみよう。
2020年ドラマでの役どころ
すっかり元気を取り戻した現在、高橋メアリージュンの2020年ドラマ出演は3作品にのぼった。
先ずは「私の家政婦ナギサさん」で、男性家政婦を雇う主演の多部未華子の親友役を演じた高橋は、持ち前の美しさとアクティヴな印象を武器に多部未華子をサポートする華やかな役回りだ。
「オペレーションＺ～日本破滅、待ったなし」では、大型政治経済ドラマでエリート官僚を演じ、極貧の日本が国家破綻に直面する中、国家歳出を半減することで国を救済するプロジェクト「オペレーションＺ」のメンバーの一員として強気な行動力を見せるクールで有能な役どころだった。
出典：ameblo.jp
「行列の女神～らーめん才遊記」では、伝説のラーメン職人兼ラーメン店再生のプロ鈴木京香の右腕役で、正義感が強く激高しやすい性格の持ち主を演じている。
残念ながら3作品とも脇役で起用されている。ファンとしてはそろそろ準主役または主役をはらせてあげたいところだ。
この3作品ではそれぞれ性格の異なる役どころだが、共通しているのは極めて前向きでアクティヴなキャラクターだということ。
壮絶な潰瘍性大腸炎、そして恐ろしく辛いがん治療を克服してきた高橋メアリージュンの真骨頂と言ってもよいキャラクターなのだ。
今後のメアリージュンは？
病や人生における困難のハードルを克服し、ますます綺麗になってゆく高橋メアリージュンを見ていると、人っていうのはただ単に見た目が麗しいだけじゃなく、経験や試練が魂を磨いた結果、肉体と相まって更なる輝きを増すものなんだなあってしみじみ思うのだ。
いまのところ、彼女の主演はＣＭの中だけなのだが、「キレートレモン」のＣＭなんかみていると、おバカで愚かな同僚や上司に忍耐を示すＯＬ役が、今までの試練を乗り切った高橋メアリージュンとリンクして思わず泣き笑いしてしまいそうだ。
出典：oricon
2020年の後半期、そして来年以降にもチャンスは沢山ある。是非、ドラマのプロデューサーさんは高橋メアリージュンを主演にしたドラマを構成してもらいたいと切に思う。
がん治療をはじめ、幾多の試練を乗り越えた高橋メアリージュンにドラマ主演というご褒美をあげて欲しい。
エピローグ
子宮頸がんに限らず、がん完治は最低5年経過しないと認められないといわれる。
治療により良くなったといっても、高橋メアリージュンはあと少し慎重にケアしなければ安心できないだろう。
しかし、持ち前のポジティヴな性格と行動力で幾多のハードルを乗り越えてきた高橋メアリージュンに尊敬の念と応援の気持ちをおくりたい人が、この記事を読んで増えてくれることを切に願う。
子供時代に父の破産で極貧生活を送り、未だに借金を返し続けている彼女だが、みじめさや暗さは微塵も感じさせない。
大丈夫！必ず困難を克服できるさ。高橋メアリージュンの生き様に励まされる人々は絶対いる。
生きる希望を与えてくれる彼女をもっともっと応援しようじゃないか！