実力派女優で可愛いと評判の黒木華は変幻自在のカメレオン女優だ。
ドキッとするほどきれいにもなるが、汚らしいイモねーちゃんなんかも得意そうだ。
そんな黒木が一度だけ大胆な髪型に変えてドラマに挑んだことがある。
くるっくるのパーマ頭だったのだが、意外や意外、ファンのウケは良く可愛いの連発だった。
彼女の話題を扱うサイトでは、このパーマヘアをオーダーをする方法など、お決まりのハウトゥを紹介しているのを目にしたけれど、このサイトではそんなことして後悔しない?あなたの顔で似合う髪型なの?を問いただす記事としたいのだ。
いやいや、筆者は決して貴女を直接傷つけるような悪意はないのである。
でももし、貴女がくるくるパーマをしちゃった場合、本当に笑われないだろうか、それが心配なだけだ。
だからその他の芸能人を例に挙げて、もしその人がくるくるパーマにしたら○○みたいだから似合う、似合わないをヒントとして提供し、貴女がどの芸能人タイプの顔かあなた自身が判断し、くるくるパーマをするかどうか決めて欲しいのである。
そのほか、黒木華が所属する芸能事務所パパドゥの響きが面白いのでどんなところなのか調べてみた。
併せてご覧頂きたい。ごゆっくりどうぞ。
黒木華のくるくるパーマ
それはちょっぴり昔、2019年の夏にスタートしたドラマ「凪のお暇」に出演した黒木華が、キャラクターに徹したビジュアルを追求しくるくるパーマにしたのだった。
元々コミックが原作であり、縮れ毛にコンプレックスを持つ主人公は必至に手入れをしてストレートヘアで出勤するOLという設定。
もちろんくるくるパーマは意図的に作った髪型なのでは、ヘアサロンできつめのパーマをあてることでオーダーは可能なのだが、果たしてこんな髪型真似する勇気のある人って大勢いるのかな?って思っちゃったのである。
なぜ、黒木華がくるくるパーマをすると似合うのか?

出典:tbs.co.jp
それは顔がのっぺらりんだからだ。例えば特徴があり印象が濃すぎる顔立ちだと何だか威圧感があって暴力的に見えるかも知れない。
往年のプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントみたいにね。
![ファイトクラブ]実録アンドレ・ザ・ジャイアント~追悼・人間発電所~頑固Bバックランンド – 週刊ファイト](https://nikoraidou.com/wp-content/uploads/2021/01/image-20.jpeg)
出典:miruhon.net
特徴が薄い顔の黒木華は何でも似合う。洋服でも、髪型でも、役柄もみんな馴染んじゃうのだ。
調味料でいえばお塩みたいなかんじかな。ひと瓶持って歩けば、何のお料理にもひと味足すことが出来ちゃうものね。
黒木華がくるくるパーマしたときの印象は、幼い子供が親の好みでアレンジさせられたみたいな印象。とにかく可愛い。
ボサッと乗っかった髪の毛のわりには、拍子抜けするほど無垢な子供の顔が意外とマッチングしているから不思議だ。アメリカのアニメ、チャーリーブラウンに出て来そうなキャラクターだよね。
ほそおもてで神経質っぽくみえるひとがくるくるパーマしたらどうだろう?
なんか今にも叫びだしそうなピリピリ感を感じて落ち着かないかも。
往年の松田優作を彷彿とさせるのだ。なんじゃこりゃー!ってな感じ(古くてごめんね)。

出典:sanspo.com
くるくるパーマが似合う例では、昔いた歌手の欧陽菲菲がこの髪型にはまっていたと記憶している。
顔立ちは派手だが、笑顔と白い歯が健康的で良かった。

出典:amazon.co.jp
遠回りの例で恐縮だが、つまりは典型的日本人の顔(平たいのっぺら顔)ならくるくるパーマはありだろう。
分かりやすく言えば、どんな髪型にもマッチするのは比較的個性を抑えた平面顔がよろしい。
ちなみに黒木華は、昭和の女性役がハマり過ぎて、「昭和顔女優」といわれるほど日本人顔なので、くるくるパーマも昭和的ノリが良くマッチしていると感じる。
もし貴女の顔のパーツのが大きく、メリハリが効いた派手な組み合わせのお顔ならば、笑顔が似合うかどうかよくお考えになってからパーマするか決めるべきだ。
ただでさえ大きく盛り上がり威圧感がある髪型だ。70~80年代のソウルミュージック全盛のノリで流行った髪型は現代にはマッチしないことだけは確かだと思う。
話は戻るが、そんな難しいヘアアレンジも難なくこなす黒木華はビジュアルも役者としてもニュートラルな状態から変幻自在な女優だから、これから先も色んなドラマや映画でびっくりするような役柄に挑戦してくれるだろう。期待は大きいのだ。
そんな黒木が所属する芸能事務所の名前がユニークなのに気づき、興味があり調べてみた。
黒木華の芸能事務所
その名もパパドゥ。渋谷区にある芸能事務所で、かつてアニメ制作会社キティ・フィルムでマネージャーをしていた山田美代子氏が独立して立ち上げたプロダクションだ。
黒木華は大学在学中の2009年、パパドゥに在籍後、野田秀樹演劇ワークショップに参加し、ここでのオーディションに合格。
「NODA.MAP」の公演(ザ・キャラクター)でデビュー。好評を博し、その後は映画にテレビに大活躍。
ブルーリボン新人賞や日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど演技の実力は誰もが認める大女優に成長した。
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パパドゥには黒木華以外にも有名俳優が勢ぞろいしている。
ざっと紹介すると伊武雅刀、中山瑛多、江口洋介、風吹ジュン、京野ことみなど個性派、実力派俳優ばかりだ。
このほかにも所属俳優が歌手活動をすることにも力を入れている事務所なので、幅広いエンタメを提供するやり手の芸能プロダクションなのだ。
今回、くるくるパーマの話題で取り上げた黒木華も、歌唱力は抜群と聞く。
もしかしたら歌手活動も女優業のかたわらで行い、ファンを魅了してくれるかもしれない。乞うご期待だ。
名前の由来
残念ながら、事務所サイドからパパドゥの名前について由来の説明は引き出ていない。
筆者はキーワードとしてパパドゥを調べたところ、インドの豆の粉を原料にしたおせんべいみたいなものを意味することに辿り着いた。
これを焼いたり揚げたりすることで食事の付け合わせにするという。
ああ、なーるほど。
このおせんべいは俳優陣そのものなのだろう。平べったい顔の日本人俳優が、その都度揚げ物だったり焼きせんべいだったり役目を変えながら、映画やドラマの付け合わせとして盛り上げる素材なのだ。
さしずめ、「凪のお暇」ではくるくるパーマで揚げ物となった黒木華がドラマを盛り上げるのに一役買ったそんざいというわけだ。
パンチとスパイスが効いた名前の芸能プロダクションじゃないか。
華やかな芸能界では、スタア個人が注目されがちなのだが、この面白い名前の芸能事務所「パパドゥ」は記憶に留めておく価値は十分にありそうだ。
エピローグ
どんな役柄もこなせそうな黒木華は、例えていえば白い画用紙でありどんな図柄や色彩でも受け入れられる女優だろう。
くるくるパーマは斬新だったが黒木には良く似合っている。しかし、一般人が面白半分に真似するのは後悔の元かも知れない。
もちろん美容室でオーダーすることは簡単だ。問題は貴女のお顔とマッチするか否かということ。
あなたも黒木華みたいに平面顔なら似合うかも知れない。しかし、濃い顔立ちの女性は要注意だ。
派手派手すぎて威圧感とともに周囲が引いてしまう可能性が高いからね。
話は変わるが、黒木華が所属する芸能事務所「パパドゥ」は名前の由来(かどうか定かではないが)通り、どんな映画や筋書きにも合う個性派の平べったいおせんべい俳優たちが勢ぞろいしている。
有名なホリプロやナベプロなど一般的に認知度がある大手とは一線を画すが、玄人受けする実力派の有名人がずらり揃うユニークな事務所なのだ。
ファンの皆さんは、ごひいきの俳優陣を応援しがちな所だが、この機会に芸能事務所「パパドゥ」を記憶の片隅に置いていただきたい。
きっと面白い企画をこれからも提供してくれるだろう。