村田諒太の5月予定されていた試合は流れてしまった。
昨今のコロナウイルスによる影響は一番の理由だが、もともと4階級制覇の最強猛者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)はミドル級より重たいスーパーミドル級の選手だ。
カネロが所属するプロモーターが村田諒太との試合に乗り気なので、相当濃い確率で両者が戦う予想が立てられたがカネロ陣営が待ったをかけたようだ。
そうなると次戦はどこで誰とやるのか?テレビ中継の予定やチケットの販売開始などすべてが白紙になってしまった。
これまでの村田諒太の活躍や、彼を取り巻くボクシング界のライバルたちを考慮し次なる対戦相手と時期をおおよそ予測してゆきたい。いつもハラハラさせる村田諒太の戦いは目が離せないぞ!
では以下をご覧あれ。
村田を取り巻く強豪たち
いまさら言うまでもなく、ミドル級は世界中でもっとも熾烈な争いを強いられる階級だ。
なぜなら白人系を中心にもっとも競技人口が多いクラスだから、この階級で上位に残る面々は恐ろしく強い猛者たちばかり。誰が統一チャンピオンになってもおかしくないほどだ。
では具体的に名前を挙げてゆこう。
先ずは黒豹テレンス・クロフォード。試合巧者でありボクシングセンスが素晴らしい。村田と試合すれば面白いだろう。経歴は、元WBO世界ライト級王者。元WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級統一王者。現WBO世界ウェルター級王者。世界3階級制覇王者と凄い肩書きだ。
次の候補はイギリス人ボクサー、剛腕クリス・ユーバンクJr。しゃかりきな試合スタイルで大ぶりのパンチを繰り出す。村田なら見切ることが可能だろうが、一発当たればそれで終わっちゃうくらい威力が凄い!現WBA世界ミドル級暫定王者だ。この程度の相手は倒して欲しいな。
そして大御所ゲンナシー・ゴロフキン。ロシア系カザフスタン人ボクサーだ。元WBAスーパー・WBC世界ミドル級王者で現IBF世界ミドル級王者の肩書きだ。この人は怖い。ブーメランのようなパンチを繰り出すが、クリス・ユーバンクJrとは違い的確なタイミングで確実に当ててくる。今、ミドル級の世界で熱い視線を浴びるひとりだ。
村田諒太とゴロフキンが戦う姿は想像するだけでもわくわくするが、村田にとってはいささか分が悪いかもしれない。対戦するならば今少し時期を遅らせて他の選手を幾人か倒したあとで戦うのがよろしかろう。
そして最後はいったんカードが組まれそうだった最強猛者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)だ。元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者だし元WBO世界スーパーウェルター級王者でもある。
現WBA世界ミドル級スーパー王者兼、現WBC世界ミドル級フランチャイズ王者であり元IBF世界ミドル級王者ともう訳が判らない。さらには現WBA世界スーパーミドル級王者で元WBO世界ライトヘビー級王者とのこと。つまりは世界4階級制覇王者なのだ。しかもライトヘビーで頂点を極めた剛腕ボクサーだから村田といえども勝ち目は薄いと見た。
村田諒太の次戦の相手に決まらなくて良かったと思ってしまう筆者は弱腰なのか?
もしこの対戦が決定でありコロナウイルスが流行しなかったならチケットは早々に完売していただろうし仕事をさぼってもテレビ中継にくぎ付けになるはずだったろうね。
2020年村田の対戦カードは?
ボクシングは格闘技でありながらショービジネスの頂点たる興行に違いない。
ファンが求める対戦カードを提供する使命が運営側にはあるのだ。
日本人の我々が村田諒太の勝利を確信してチケットを求める次戦相手は誰になるのか?いやその前に、世界が求めるミドル級の対戦カードの最たるものは誰と誰なのかが先ず重要だ。
スポーツ専門メディアサービス大手のDAZNがの提案するカードは、先ず9月12日カネロVSゴロフキン戦を推している。確かに、村田が危ないと思わせる相手二人が最も強く、最もファンが見たい対戦なのだ!
そして更にDAZNが推すカードが12月カネロVS村田諒太なのだ。これは何を意味するのか?分かり切った話だ。カネロはゴロフキンに当然勝つだろうと予測したうえで次に村田と噛ませる腹積もりなのだよ。えげつないね、DAZNは!テレビ中継は有料であろうがみんな見ちゃうんだろうな。
でも一番現実味を帯びている次戦相手は他にいたのだ。
現実的な次戦とは
村田諒太にとって因縁の対決を制した相手、ロブ・ブラントが次戦の最有力候補と言われている。
アメリカで一度負けて日本で再戦しKO勝利した相手だ。この試合を見る限り、なぜこの程度の相手に一度まけてしまったのか理解できないファンも多いだろう。それほど力に差がある勝利だったのだ。
村田諒太は気持ちにムラがある。気分の浮き沈みが試合に出てしまう弱みがあるから心配なのだ。ロブ・ブラントには村田に対する再戦権があるらしくこれを行使するなら可能性はいっきに高まるだろう。
試合が決まれば9~10月が有力とみた。だからチケットの予約は7月あたりが濃厚だ。テレビ中継はDAZN、スカパー、WOWOWがしのぎを削り提供してくれるはずだ。
しかし、このカードでは盛り上がりに欠けるかも知れない。だって村田の勝利はほぼ間違いないだろう。ロブ・ブラント戦が決まれば、カネロとの対戦は、翌年に組まれる可能性が高い。
がしかし、DAZNの影響力が強ければ村田対カネロ戦が優先されるかもしれない。
いずれにしても村田諒太の対戦カードは目が離せないね。
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結論
ミドル級をにぎわす猛者たちの中にあって最も強いとされるサウル・カネロ・アルバレスが村田の目下のターゲットだ。ゴロフキンも強いが、どうせやるならてっぺんを取りたい。
ファンの期待に反して、もっとも有力な次戦カードは一度決着した相手ロブ・ブラントといわれている。相手がロブじゃチケットも思うように売れないだろうしテレビ中継も見たいとは思わないだろう。
しかし、カネロが相手に決まれば話は違う。村田にとっては正念場となるが強さを証明するならカネロ戦がふさわしい。是非とも実現したい一戦なのでカネロ決定を祈るばかりだ。