「死国」栗山千明の感想は今いち?深夜の不倫ドラマはエグイ

栗山千明の女優デビューは映画「四国」だった。このとき彼女の演技に対する手応えみたいなものはいまいち自分でもわからなかったみたいだ。暗中模索の感覚だったろう。

それから17年後の2016年、女優として脂がのってきた頃深夜ドラマ枠で「不機嫌な果実」に出演。不倫に不倫を重ねるドロドロ劇を演じてみせた。子役時代から芸能界で生き、自らの可能性を試して試行錯誤を続けた栗山。そんな彼女の方向性の一端を決定づけたのが「不機嫌な果実」といっても過言じゃないだろう。

現在の栗山千明のマルチなタレント性が垣間見えるちょっと昔の彼女を振り返ってみると、これからの栗山千明がおぼろげに見えてくるのだ。いったい未来の彼女はどんなだろうか?「不機嫌な果実」を考察の中心に捉え栗山の今後を占ってみようじゃないか。暫くお付き合い頂きたいね。

「四国」の栗山千明

もともと栗山千明は子役で活躍する芸能キャリアの持ち主だったが、成長に伴いモデルを志すようになる。彫りの深い特徴的な美人だし、写真家篠山紀信氏の目にも留まったことがモデルになる意思を助長したのかもしれない。しかし、身長が思うように伸びずモデル業を断念するのだった。

「四国」出演はそんな矢先の決定であった。当然、女優に本腰を入れて取り組む決意はそのころなかっただろうし、役柄も呪術によって蘇った幽霊の役だから気持ちも複雑だ。

神话少女1
「四国」での栗山千明は美しさが光る
出典:新潮社

この映画で幽霊を演じた感想をインタビューされた栗山は「俳優としての実感が感じられない。」と語っている。当然だ。初恋のストーリーとか演じたあとのオカルトものならまだしも、デビューがオカルトの幽霊役じゃ、女優の決意が固まっていなけりゃ、入れ込みようがないんじゃないかな。

そんなわけで、この時の栗山のコメントは心がどこかへ飛んでいってしまったようなつまらないものになってしまった。

色んな顔を持つ栗山千明

「四国」出演以降も栗山の女優業は波乱万丈だった。あるときは人殺しバトルの生徒を演じ、ある時は妖怪を演じる変わった役どころを演じている。不思議に栗山千明という女優イメージが固定できない人になってゆくのだった。

そんな中、栗山は自らの芸能界での位置付けについて試行錯誤するかのようにマルチな活動をしてゆくのだ。ラジオパーソナリティー、声優、司会者やリポーターなど卒なくこなす栗山の取り組みは現在のマルチタレントとしての礎を築いてゆくのだった。そして極めつけは歌手デビューまで果たしたから恐れ入ったね。

画像150枚】大人美人!栗山千明のセクシーでカッコイイ高画質な画像 ...
美貌は今も変わらない栗山千明はマルチに活動する
出典:iam-publicidad.org

さて女優としてのターニングポイントだが前述の「不機嫌な果実」が彼女の演技派として活躍するきっかけを作ったドラマだと思われてならないのだ。

このドラマは深夜枠の放送なのでゴールデンなどで話題になることはなかったが、内容的にはドロドロの不倫地獄に落ちる人妻を熱演しており人間臭い役どころを熱演するうえでは貴重な体験だったはずだ。「四国」で女優デビューの感想をまともに答えることが出来なかった栗山千明もようやく演技派の兆候を示すにいたった貴重な出演ドラマだったと想像出来る。

未来の栗山千明とは

この章では冒頭ではっきり結論をしておくことにする。

栗山千明の将来像は分からない。想像がつかないのだ。栗山千明はとても器用に色んなニーズに応えている。しかし、器用貧乏ということわざがある通り、飛びぬけてこのジャンルが素晴らしいと感じられるものが彼女には感じられない。やってる仕事はグッジョブだしある程度評価できるだろう。でも全てがそこそこだ。「四国」で感想に力が入らない彼女も女優だけで行く覚悟がなかった所以だ。

栗山千明ファンには申し訳ない言い方だ。しかし、ある時期どこかに取り組みジャンルを絞り込まないと芸能界の隙間産業になってしまい大成は難しくなるだろう。深夜ドラマ「不機嫌な果実」で女優として成長したことは認めるが、それゆえにあっちもこっちもの芸能活動はもったいない。

あの篠原涼子でさえ、大ヒット曲を当てたにも関わらず歌手活動は難しいと断念し女優業一本に絞って成功したのだ。天は二物を与えずというじゃないか。

ってなわけで、筆者の独断的見解(希望かも)だがラジオパーソナリティーとテレビの司会みたいな立ち回りがいいような気がする。ドキュメンタリー番組の進行役なんかとても感じがいいし好きだな。あくまで個人見解だから気にしないでね。栗山千明は何でもできるしこれからも絶対できる、そう考えるファンの方もおられると思う。否定は出来ないし、継続できるならやって欲しいと誰もが思うのは当然だ。筆者も応援するよ。可能性はゼロじゃないからね。

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まとめ

「四国」で女優デビューした頃の栗山千明は演技することの実感は湧かなかったが、深夜ドラマ「不機嫌な果実」の頃には自信もつき演技派として踏み出すことが出来たと想像する。

でも元々モデルを志し断念したことを皮切りに、色んなものへチャレンジする栗山千明はとても器用に何でもこなすけれど全てはそこそこの評価。栗山千明と言えば何々といったイメージさえ湧いてこない。

だから将来像は見えてこないけれどいずれ何かに取り組みを絞り込む必要があるんじゃないかな。えらそーに言っちゃったけどゴメンね。もしかしたら本当にマルチスーパータレントかも知れないし今後の彼女を温かく見守ってゆこうと思う。皆さんも応援してね。

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