「はじこい」ってなんだ?と思っていたあなたは筆者と同じで時代についていけない古い人かもしれない。
深田恭子主演で2019年1月にスタートしたTBS系火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」の略語だった。
しかもこのドラマはすでに2年以上経過していて今さら何だって感じだろう。しかしだ。この当時、深田恭子は36歳。初めての恋を演じるにはぎりぎり感がある年齢じゃないか!
そう、36歳という数字だけにとらわれたならその通りだ。でも深田恭子は見た目が全然老けてないし、はじこいで見る限りメイクのせいもあるだろうがめちゃくちゃ可愛い。いや可愛すぎだ.反則だ。
深田恭子って何者だろう?妖怪なのか?現在では既に38歳を迎えアラフォーといわれるまでに歳をとったが、見た目は相変わらず少女っぽいまんまだ。
「はじこい」なんてドラマタイトルが略語になるくらい、この恋愛劇はウケたようだが深田恭子の可愛さを演出するメイク方法がひそかに話題となったようだ。いまさらながらこのメイクテクニックを掘り下げて見たい。
そして深田恭子が昨今私服で着ているワンピース類が繊細かつ大胆で、攻めの姿勢であると女子から絶賛されているらしい。一体どの辺が攻めなのだろうか?しっかりチェックしてみたい。
はじこいのメイク
火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」は、アラサーしくじり鈍感女子が無意識のうちにイケメン男子3人に囲まれて恋をするというストーリー。現実にありそうでない筋書きが好奇心をそそる内容だ。
しかし、時代が変われば価値も変わるのは物も人間も同じなのか。
わずか半世紀前の時代では、36歳の独身女子なんて誰も寄り付かない行き遅れの象徴みたいなもんで、それこそ親は肩身の狭い想いをした時代である。
それがどうだ。現代では若さ溢れる感さえ見せちゃう世代に変貌した。60代70代だってもはや老人とはいわずシニア突入群みたいな扱いだからおかしな時代になってしまったものだ。まあ、寿命が格段に延びて呼び方のランクがひとつ下がったようなものなのだが…。
30代という世代を象徴するかのような深田恭子のはじこいは、初恋をするのにまだセーフだよって言わんばかりだ。確かに深田恭子はこのドラマでまぶしいくらい若い。
しかし、深田自身のベースが若いだけでなく、ドラマでのメイクが可愛さに一役買っているのである。
一体どのようなメイクなのだろう?
一言でいうと、深田恭子の大きな目元をより可愛いらしく演出するために、濃すぎないほどのアイラインを子猫ちゃんぽく引くことだ。
ふと目に引けばケバくなる。特に深田の大きな目元は何も付け足さずに存在感が出るほどインパクトがある。
あくまで可愛さを添えるだけのこと。たったそれだけで、アラサー鈍感女子の出来上がりってわけ。
もちろんヘアスタイルなんかもそれなりにウブッぽくしつらえるのだが、そんなのは大して難しくはない。
決め手は目元のアイライン。さりげなく可愛く、目じりをやや吊り上げ気味に見せるのがコツだ。
でもね、これは深田恭子がベースであるから出来る技であって、一般の人がみんな真似して同じ雰囲気がでるかっていえば疑問ですね。そもそも初恋がセーフのアラサー女子なんてそうそう転がっていいるわけないじゃないか。私も、私もって誰もかれもがはじこいメイクして初恋してみたいなんて全く変な時代なのだ。
深田恭子クラスになるとやっぱり特別だと感じる。それは彼女が私服として着用するワンピース類に攻めの姿勢を感じるからだ。
深田恭子のワンピース
あるときは白いノースリーブのミニワンピ。またあるときは白い襟付きのネイビーブルーでコントラストを強調するシックなワンピ。その実態は?
深田恭子のワンピースコレクションにほかならない。そして深田のワンピースの着こなし術には一定のパターンがある。
それは襟付きのものはしっかり上のボタンまで留めて淑女っぽく見せる事。しかし、その反面腕を露出することの多いノースリーブが色っぽく、意識して肌を見せていることがありありとわかる。
現に深田恭子いわく「程よい肌みせを意識している。」と言い放ったではないか。いい度胸だ。
つまりは自身のボディーに自信があることの裏返し。しかしいやらしさを感じさせる胸元オープンみたいな安売りはしない。あくまで見る側の想像力を掻き立てる演出の上手さといえよう。
肌を見せないファッションのときは、あえてボディーラインが見えるような包み込み作戦を使っている。
これとて深田恭子が自らのボディーに自信を持っている証拠だ。
既にアラフォーというのに、深田恭子の図々しさには呆れる。それだけの魅力があるってことを自分自身が一番よく知っているからなせる業だ。ある意味やっぱり妖怪!
こんなかわいい妖怪ならば年々化け方を変えてくるかもしれないから面白い。
40代になったときの深田恭子がどのような変身術を使うか、今から楽しみだね。乞うご期待。
エピローグ
アラサー女子に希望を持たせる存在として「はじこい」は大いに人気を博したのだが、深田恭子のベースとメイク術があってこそのうぶさが出せたのだということを強調したい。
アラサーだってアラフォーだって個人差はあるのだ。20代だってまるっきりオバサンみたいな人は少なくない。
逆にいえばアラフィフだって少女っぽい雰囲気の女性はいるのだから。
貴女自身は客観的に幾つくらいに見えるのだろうか?鏡に映して「まだいけそーじゃん」なら、はじこいメイクもありだろう。しかしやり過ぎるとケバくなるからほどほどにするのがよかろう。
肌を見せるワンピースのチョイスも、深田恭子のベースがあって初めて似合うものなのだから、貴女にはあなた自身が輝くワンピースがあることを忘れないで欲しい。
真似をするのは否定しないがそれぞれの個性が大事だ。それをくれぐれもお忘れなく。