2018年からアメリカに留学し、着々と準備を進めてきた渡辺直美がいよいよニューヨークに移住、これを機に本格的なアメリカ進出をする。
2020年には、なけなしのお金をはたいてアメリカに自宅を購入したからもう後には引けない訳で、現地のエージェントとも契約を交わしたこともあり、あっという間に渡辺直美が遠くに行ってしまった感すらある。
しかし彼女は日本を捨てたわけじゃあない。日本とアメリカ、そしてほかの海外でもグローバルに活躍しようと自らの可能性を信じて挑戦し始めたのだ。具体的にはいつから動き出すのか?本文にてご紹介しよう。
ここに至っては、結果を見る限りかっこいい日本人と賞賛される渡辺直美だが、日本にいるときは日本人目線で単なる面白芸人として扱われてはいなかっただろうか?
異国での評価は全く違った。先入観なしのピュアな目線で渡辺直美を評価したのだ。
Vogueでの渡辺直美に対する海外反応がそれを如実に物語っていた。その反応とはどのようなものだったのか?
日本からアメリカに輸出されたエンターテイナー渡辺直美の真価について再確認する良い機会だろう。
Vogue海外の反応
2017年Vogue公式youtubeチャンネルでメイク動画を披露した渡辺直美。
さらっと書いたが、Vogue公式に出るということがどれだけすごいことかお解りだろうか?
日本でもおなじみのミランダカーなど、超有名タレントばかりが出演している世界的なチャンネルなのだ。
しかもこうした有名人より反響が大きいのが渡辺直美だ。何故か?答えは簡単。
メイクアップ術に長けていたり、マルチな才能を保持しているのは明白だが、肝心なのは自信にあふれていること。そして常にポジティヴなこと。
Vogue公式チャンネルを見て、海外の反応は日本人の感想から想像できないコメントが返ってきたのだ。
「なんてかわいい日本人なんだ!」「やっぱり彼女とても面白い人だわ。」「彼女は最高だよ。一緒に遊びに行ったら楽しそうだなあ。」「一発でこの子が好きになった。」
出典:Vogue公式チャンネル
普通のタレントなら素顔からメイク完成までをユーモアたっぷりに掲載したりはしない。
渡辺直美の場合、下ごしらえまでさらけ出しちゃう、しかも楽しんでもらえるようにサービス精神たっぷりに。
しかしこれが日本限定の配信だったらどうだろう?渡辺直美を芸人芸人として色物目線で見ていなかっただろうか?
少なくともアメリカ国民には違って映ったようだ。それは肥満体国という御国事情もあるだろうが、太っている事をあえて武器にし、同じ体形の人々に勇気を与えるヒロインとして賞賛したのだった。
もちろんキレキレのダンスは凄いし、笑いも十分だからアメリカにとっては衝撃のルーキーだったに違いない。
その渡辺直美ショックからはや4年、機は熟した。
ニューヨークに拠点を移し、現地での本格活動が決定したのである。ではいつから始めるのだろうか?
ニューヨークに移住
渡辺直美についてはサクセスストーリーだけではなかった。
ニューヨーク留学した際には英語はしゃべれなかったし、生活全てが未経験だったから苦労もした。
それを持ち前の社交術で切り抜けてきたのは何とも頼もしい限りだが、2020年にはとうとうコロナ禍の影響でのホテルで缶詰め状態になってしまう。
ルームサービスはパンデミック防止のため停止しちゃうし、頼みの綱で持ち込んだ「サトウのごはん」も誤ってオーブンにかけられゴミになってしまったエピソードもある。
その後は出前で食事をつないだのだが、日本の活動と両立するための行き来がコロナで難しくなってしまった為に、いよいよアメリカ移住を決意するに至ったのである。

出典:prtimes.jp
ではいつからといった核心の内容だが、現地でのエンタメ全般を受け持つエージェント、ICMとIMG2社と契約を結び、マネージメントは引き続き吉本興業が請け負う体制で、2021年4月よりアメリカにて本格始動すると発表された。
だから日本で抱えるレギュラー番組は3月いっぱいでおしまい。慣れ親しんだ日本の活動に別れを告げるのは寂しいことだろう。
しかし渡辺直美本人は言う。「日本とアメリカで今後は色々活動したい。」愛情を注ぐ日本の活動と縁を切る気は無いようなので少し安心はした。しかし、今後彼女が有名になればなるほど帰ってこれなくなるような気がするが、皆さんはどうお感じになるだろうか?
日本では単なる芸人の扱いだった渡辺直美は、Vogueの海外反応を見る限り英雄にちかい捉え方をしている。
渡辺直美はコメディエンヌの枠を超え、エンターテイナー、ファッションリーダー、インスタフォロアーとしてマルチに活躍するに至っているが、一体だれが今の彼女を想像できただろうか?
彼女はある意味フロンティア。日本人タレントの進むべき航路を変えた開拓者といえよう。
エピローグ
海外の反応はVogueだけじゃなかった。
「TIME」誌では、ネットで最も影響力のある25人に選ばれるほどの有名人にのし上がり、雑誌「The Cut」では、肥満の体を誇らしげに魅せる表紙の人になった。

出典:nlab.itmedia.co.jp
ニューヨークでの本格始動がいつからなんて話題にも意味がなさそうだ。
だってすでに渡辺直美は、2018秋ミラノコレクションにも参加しているほどのファッションリーダーだし、彼女自身がプロデュースするブランド「プニュス」も大好評だ。

出典:huffingtonpost.jp
彼女は言う。「自分が楽しんでいるから周りも楽しませることが出来る。」と。
こんな渡辺直美を見ていると、人生っていうのはやったもん勝ちだなとつくづく思う。
失敗を恐れてやらない若きあなた。今やらなきゃいけないことってあるんだということ、もう一度思い直してみるいいきっかけになるかもしれない。
応援してますよ。