現在、ドラマやＣＭにひっぱりだこの瀧本美織だが、ドラマはともかくとしてＣＭで全国区対象にしたビッグインパクトを与えるのは至難の業だ。
でも、瀧本美織はやっちゃった！出来ちゃった！
子供からお年寄りまで大人気。2019年のベストＣＭって言わせてもらいたいほどだ。
瀧本が過去出演したＣＭも同時に紹介しながら、彼女の魅力と人気の秘密、更には将来発表されるだろう新ヴァージョンのベストＣＭがどんなものなのか、推理しながら仮説を立てたいと思う。
最後までごゆっくりどうぞ。
瀧本美織の歴代ＣＭ
正直、瀧本美織ってこれほど魅力的だとは思わなかったというのが筆者の率直な感想だ。
何？認識不足だって？ごめんなさいね。
だって、歌は上手だし踊りはうまい。演技は泣かされっぱなし。
知れば知るほど大好きになる女優さんだ（と太鼓判を押したい。筆者はドハマりしました）。
だから、新作ドラマもアジア圏で話題になるほど人気がある（2020「運命から始まる恋」は元々韓国ドラマのリメイクだからって理由もあるが）。
話が脱線したので本題に戻すが、マルチな才能を駆使して活躍できる女優の瀧本美織は、踊るコマーシャルが瑞々しい。
2015年版ソニー損保「ミュージカル編」では瀧本のフレッシュなエナジーが見る者を惹きつけるようだ。いったいなんだ、この子は？怪しく誘うようなまなざしは、お茶の間のおぢさん達を釘付けにしちゃってるじゃないか！
出典：ソニー損保
でもこの娘、以前どこかで見たことあるような…。そうお感じになられた貴方。多分、ネコちゃんに扮したＣＭを見れば「あ、これこれ！」って風に思い出すはずだ。
ちょっぴりお色気があってかわいい猫娘は、前述のソニー損保ミュージカル編とは趣きが違いしっとりした感じが良い。
出典：旭ファイバーグラス(株）
ほかにも多彩なＣＭ出演の経歴を持つ瀧本だが、やはり彼女の歴代ＣＭのNo,1を飾るのは2019年に大当たりしたミキプルーンのCMだろう。
ミキプルーンとのご縁
最初に瀧本がミキプルーンCMに抜擢されたのが2018年だった。
それまでは、俳優の中井貴一が23年間にも及ぶロングラン契約で、、ポジションを築き上げてきた老舗CMだった。
彼の持つ温かみと誠実さは、永く愛され続けるミキプルーンの商品イメージにはドンピシャだった。
しかし気付いてみれば、ターゲットにした年齢層は40代以上の女性であり、まあそれはそれでうまく客層としてつかめたのだが、幅広い年齢層ではなかった。とくにヤング世代には見向きもされない。
若い世代を客層に取り込みたいと考えた結果、中井貴一とカップリングさせようと白羽の矢を立てたのが瀧本美織だったのだ。
そうして作られた「ボトルの中へ編」は2018年の第一作目。中井貴一が幻のようにミキプルーンを薦めるボトルの妖精を演じている。瀧本美織はミキプルーンのボトルの幻想に酔いしれる役で何ともおとぎ話的な出来だ。
出典：三基商事㈱
これがウケた！
固くて信用第一を全面に展開してきたミキプルーンのCMはストーリー仕立てでひと皮むけたのだ。
そして迎えた2019年。舞台は宇宙に移行した。
「宇宙でもミキプルーン編」そして「大気圏突入編」は笑わせてもらった！
一気に全国の子供たちの心を鷲づかみにしちゃったのだから凄いことだ。
かつて昭和の時代、大塚製薬のオロナミンCを大村崑氏が宣伝して全国区の認知度を誇ったが、今回は面白さとインパクトで、CM的にそうそう右に出るものはないだろう。
出典：三基商事㈱
中井貴一と瀧本美織はとても馬が合う感じでいい。これからもまだまだCMコンビが続くはずだ。
でも、壮大な宇宙編をやっちゃった後では、ミキプルーンCM新バージョンのネタが難しいと感じる。
しかし、CM製作する側はプロだから外さないようにネタを厳選し取り掛かることだろう。
そこで筆者が大胆にも、ミキプルーン新ヴァージョンのネタを予測してみた。
ミキプルーンCM新ヴァージョンの予測
2020年、瀧本美織は時代劇「妻は、くノ一」で、公儀御庭番の忍者を演じている。話題としてはホットだ。
出典：www2.nhk.or.jp
かたや中井貴一は過去NHKで「雲霧仁左衛門」を主演しており、更には映画「梟の城」で忍者の頭を演じている。
気の合う二人が会話の中で、忍者つながりだと気付いた時、必ずミキプルーン忍者編を考えるに違いない。実現すれば良いが…。
その他の想定としては、宇宙のあとだからアドベンチャーつながりでエベレスト遭難編とか、深海サブマリン編なんかが出て来そうなネタだと思われる。
いずれにせよ、大当たりした2019年のCMの後継ヴァージョンなら力の入れようも半端じゃないので大いに期待して良いと思う。
エピローグ
歌に踊りに、多彩な魅力を発する瀧本美織のベストCMはミキプルーンに相違ない。
ロングラン的な活躍でミキプルーンを宣伝してきた中井貴一も、スポンサーの幅広い世代ターゲットの意向を受けて、相棒を瀧本美織に迎えた。
結果は大当たり！
とぼけた味わいをもつ中井と瀧本のアメリカンテイスト満載な宇宙編は、子供からお年寄りまでみんなが支持する出来栄えとなった。
しかし改めて思うことは、日本のCMはクオリティーが高いってこと。
へたなドラマ見るよりも、CM見ていた方が面白かったりする。そんな日本のCMのなかでも中井貴一と瀧本美織のCMコンビは黄金のカップリングといえよう。