2018年のこと。
ヤフーオークションに意外なものが出品、落札された。剛力彩芽のポスターだ。
これだけ聞くと何も不思議じゃなさそうだが、それは2012年度の全国交通安全ポスターだったのだ。
しかも新品。これって全日本交通安全協会から事業所などに無料で配布されるものだよね。
もちろん用途を終えたポスターをどう処分しようが勝手かもしれないが、問題は新品だってこと。
おそらく出品者が将来の価値を考えて、ポスターを貼らずに隠し持っていたことが想像出来る。
よくもまあ、姑息なくわだてで売り物にしたなと感心したが、調べてみると彼女のポスターの競売は他にもあるようなので、誌面を借りて紹介しておこうと思う。
非売品のポスターまで人気がある剛力彩芽だが、彼女のデビューしたきっかけは決して華やかではなかった。
むしろ地味な存在だった剛力が人生スゴロクでいい目が出て現在に至り、結果として運命のいたずらに翻弄されることになろうとは思いもしなかっただろう。
いまだ若干28歳の彼女だが、これまでの波乱に満ちた体験を振り返り、今後の将来を占ってみたいと思う。
果たして未来は幸せなのか、それとも…。
あくまで予測だから賛否両論あって不思議ではない。だから、皆さんなりの想像力で予測を立ててみるのも一興だ。
非売品のポスター
前述した全国交通安全のポスターだが、2012年度のもので剛力彩芽が可愛く映っている。
大きさは交通安全のアピールをするに申し分サイズだ。この大きさだと、剛力ファンならいやがおうにもテンションが上がるはずだ。
総じてマニアという輩は、本来の用途なんか関係なくレアなものとしての価値を追い求める癖がある。
交通安全ポスターの剛力彩芽はまさにそのレアものといえよう。
しかし、世間は広い。剛力彩芽のポスターは他のヴァージョンも存在していた!
外務省発行の海外安全情報ポスターは、交通安全の上をゆく人気があるようで、こちらは4種類セットで\2,500の落札価格であった。
女性らしい赤のキャビンアテンダント姿は、交通安全の彼女より大人っぽく色っぽい。
まだまだあるぞ!都議会議員選挙ヴァージョンは、カメラアングルもよく表情もちょっぴり憂いを秘めて綺麗だ。一般企業のCMポスターは数多くあり、それなりに美しく色っぽいものも存在するが、公共のものはあくまでナチュラルな剛力彩芽を撮っていての自然体が美しい。そしてレアなのだ!
マニアウケするほど可愛さが人気の剛力彩芽だが、ここまで来るのに平坦な道のりばかりではなかった。
そもそもデビューのきっかけ自体、センセーショナルなものではなかったのだ。
剛力彩芽のデビュー
剛力彩芽はオスカープロモーションが主催する「全日本国民的美少女コンテスト」に参加した。
しかし、結果は玉砕で2次選考で落選。だがその会場にてスタッフに声をかけられて入所したデビューの経緯がある。
当時、剛力は年齢が10歳だったから応募資格の下限であり、落ちても仕方なかったかもしれない。
しかしここで拾われたことにより、その後の剛力彩芽は売れっ子街道まっしぐらで突き進むことになる。
この「全日本国民的美少女コンテスト」にはジンクスがあり、グランプリを受賞するよりもその他の賞を頂いた人の方が売れっ子になるというのだ。
今をときめく売れっ子女優、米倉涼子は6回審査員特別賞だったし、上戸彩も第7回で同じ賞をもらっている。
武井咲は第11回のとき、モデル部門賞とマルチメディア賞をダブル受賞したがグランプリじゃあない。
だからジンクスは当たっているといいたいが剛力彩芽に限っては外れている。彼女は受賞すらしていないのだ。
今さらながら剛力彩芽をよくよく観察すると、たいしたスター性を感じる人でもないなと思ってしまう。
しかし、ボーイッシュな髪型とキュートな小顔が妙にマッチしていてビジュアル的にはやはり一般人とは違うなと思わされてしまう。
交通安全や議員選挙のポスター起用にはまさににうってつけのクリーンさがあるのだろう。
だから剛力彩芽を見ていると、なるべくしてスターになった感があるが、少なくともデビュー当時は惨めな立場で先輩タレントの活躍を指をくわえて見ていたはずだ。
だから剛力彩芽はオスカープロモーションに恩を感じていた。それは、交際禁止令を破った武井咲も同じで、出来ちゃった婚下にもかかわらず、オスカーの寛大なはからいでおとがめなしの処遇だったから感謝しているに違いない。
しかし、時は流れてオスカープロモーションの牙城が崩れ始めたという情報が入ってきた。
米倉涼子はこのオスカーを退所し、自身の個人事務所を立ち上げたことから一気にオスカー所属タレントが退所をほのめかす事態となってしまった。
当然、退所理由は事務所側にあるらしいのだが、恩義を感じる武井咲や、旦那同士がEXAILの上戸彩も残留を決意し踏みとどまった。
しかし剛力彩芽は、オスカーに恩義を感じるものの退所を敢行した。そして自身が社長を務める個人事務所「ショートカット」を設立したのだった。
厳密にいえば設立してもらったのだろう。剛力彩芽の背後には、分かれたはずの恋人前澤友作が資金提供しているとしか考えられない。彼女一人の力量ではオスカーに残留するしか生き残る道はなかったはずだ。
今後の活躍
筆者の個人的見解としては、恋人の前澤友作氏は売名行為の人の印象が強い。
剛力彩芽と仲睦まじく交際するも、破局報道。そして再び復縁するなど、結婚はするつもりがないが話題の人になりたいみたいな子供じみた低俗性をかんじるのだ。
もちろん結婚が全ての選択肢ではないだろう。愛情が絶えなければ形式はどうでもいいかもしれない。
だが恋人が前澤氏の場合、今後剛力が妊娠するのは危険かもしれない。手のひらを返すように破局を口にする可能性はないと言い切れないからだ。
剛力彩芽はビューのきっかけは良くなかったが、その後は運気に恵まれ金持ちの恋人も出来て順風満帆だった。
しかし、この運気に水を差したのもこの金持ち恋人の前澤友作氏だ。破局したあとの剛力彩芽は実家に帰り芸能活動も勢いがなく落ち込んでいた時期があった。
もしもこの出来事すら前澤氏と図った人気取りと知れば、剛力彩芽は大した女だとしたたかさが明るみにでるはずだが今となってはグレーゾーンで真相はわからない。
もし、本当に破局して復縁していたのなら別れなさいと言いたい。いずれまた捨てられる運命にあるからだ。
但し、破局報道すら巧みに仕掛けられた人気取りだとしたら、たとえ彼に捨てられてもしたたかに生きる根性はあるだろう。大丈夫だ。
剛力彩芽にひとつだけ忠告したいのはいつまでも若くはないということ。
ビジュアルを武器に、公共の安全ポスターなどが引っ張りだこになるような人生の季節はすぐ過ぎる。
デビューのきっかけである恩義をあだにしても独立したからには、いつまでも資金的バックボーンに頼れないだろう。自分の実力で人気を勝ち取ることが出来るかどうか、今後の運命は剛力彩芽の心得次第でちがってくるはずだ。
辛辣な書き方をして申し訳ないが、剛力彩芽に対する愛のむちと受け止めてご理解願いたい。
エピローグ
タレントたちが所属事務所を退所した理由は、もちろん自身の将来をの危惧したからにほかならないが、、中には辞めたくても辞められない義理がある人たちも大勢いる。
もちろん義理以上に生活の確保があってこそだが、剛力彩芽の場合、資金源には恵まれているといえる。
デビューのきっかけで受けた御恩は18年所属を継続していたのでもういいだろうと言いたい気持ちもわかるし、これ以上いても続けられない事務所事情ではあるようだ。
しかし沈みかけた船を乗り換えても、かじを取る力が備わっていなければ路頭に迷うことになる。
かろうじてアンビリバボーなどの数少ない司会なんかが食い扶持だが、これらを無くしたらタレントとしては稼げなくなる。
交通安全や選挙ポスターで売ってきたビジュアルはいずれ老いることで賞味期限は切れてしまう。
そのときこそ剛力彩芽の真価を発揮する好機かもしれない。ピンチはチャンスなのだ。