木村拓哉がイカす髪型のマクドナルドCMは中高年の希望の星？

ナイスミドルと言えば聞こえはいいが、大多数の中高年男性は加齢臭を気にする自信喪失寸前のおっさんといっても過言じゃないだろう。

え？俺は違うって？まあ、ルックスに自信がある方々は反論するかもしれない。でもね、そんなごく一部のムッシュ諸兄でさえ、ひとりっきりでマクドナルドに立ち寄って、イートインスペースで堂々ハンバーガーを食す勇気がおありの人はそうそうおられないのではないだろうか？

ただでさえメタボリック体形で悩む以上に、カミさんからの冷たい視線と小言に耐えながら効果の薄いダイエット食を我慢して取り込む40～50代サラリーマンにとって、マックごはんなど暴挙に等しい。

しかし、しかしだよ。40代の希望の星といえる木村拓哉がおいしそうにCMするマクドナルドをみて、少なくとも彼と同年代の諸兄は「キムタクがマックを食べるのなら俺が食べてもいいはずじゃん？」と思考回路が修正されちゃうんじゃないかな？

ちなみに、このときの（CMの）木村拓哉の髪型がまたイカシテルわけだよ。きっとこのCMをみたオジサマ方は、ビジュアルからインしたがるはずだから、マックにゆくまえにキムタクになりきるってすんぽうだ、きっと。

それじゃあ、気になる木村拓哉のマクドナルドCMの髪型について、オジサマ達が真似しやすいように少しばかりレクチャーしちゃおうじゃないか。じゃあ、いいかい？以下を読んで行ってね。

これであなたもキムタクだ！

今の世は令和だ。少なくとも昭和じゃあない。昭和に生まれた中高年諸兄は、木村拓哉のような同年代のスーパースターに憧れと親近感を併せ持つが、実際に自分の身と比較し照らし合わせるとなんだか急に肩身が狭いような意識にさいなまれる。

奥ゆかしいといえば聞こえはいいが、引っ込み思案なだけかもしれない。

キムタクだって一人の人間だ。あなただって同じ人間なんだよ！彼の髪型を真似してマクドナルドでランチして何が悪い？やったもん勝ちなのが令和の世なのだよ、諸君！

かく言う筆者もアラウンド・シックスティーだが、キムタクのいいとこどりならしてみたいと思うよ。

さあ皆さん、意を決していざいざ冒険に旅立たん！（大げさかな…）。

先ずは、気になる木村拓哉の髪型だ。ひとことで表現すると令和風マッシュルームカットが分かりやすい表現だろう。トップスから前髪にかけて、ちょい軽ウエーブがかかり、眉の上で左から右に流す感じだ。

特徴的なのはサイドの処理。耳にかからぬよう、さり気に刈り上げている。でもよくよくみると、ツーブロックの処理だ。刈上げ部分は地肌が透けてないので、接近しないと気付かないかもしれない何気のツーブロック。

おっしゃれだ！私はツーブロック処理してます的なわざとらしさは微塵も受け取れない。おしゃれの極みだ。

でもね、本題はここから。形ばかりにとらわれてはいけないのだよ。

カラーリングがダークブラウンだということが、大人のキムタクをさりげなく演出しているのである。

アラウンド・キムタクを気取るのには、是非髪型だけでなくダークブラウンカラーで染めて頂きたい。

そうすることで貴兄も晴れて木村拓哉の如く、マックめしを堂々とひとりイートインしたくなるんじゃない？

え？なんですか？若作りしても、本当の自分は髪に白いものが混じる姿だっていうの？

いいじゃないですか！それはそれで堂々としていればいい。でも変身はときとして必要なのだ。

そんなビジュアルの使い分けを木村拓哉は身をもって教えてくれている。以下がそれだ。

キムタクの真の姿

マクドナルドは若者中心のイメージは否めない。しかし、あえて木村拓哉を起用することで客層をワイドにしようとする狙いもあると思う。

起用される木村拓哉も、スポンサーの意を受けてさりげなく大人ヤングを無理なくアピールする必要性を感じたはずだ。

ともすれば、若作りと揶揄されかねないヘアメイクも、木村拓哉はさりげなく見事に仕上げている。そしてそれは決して不自然じゃないのだ。それどころか、マックのキムタクはどこまでもイカシテいて、それは中高年の男性にとってまさに希望の星といってよい。

しかし昨今、キムタクは自らありのままの白髪頭をインスタでアップしているのだから驚きだ。

彼ほどのスタアならば永遠の若さをアピールすべく、老化した髪を隠すはずだと思いがちだ。しかし、木村拓哉はありのままの姿を堂々と公表して臆することがない。

そうだよ、その通りだ！木村拓哉ほどの二枚目が、TPOで髪を使い分けているのだ。一般の中高年男性が白髪頭をこそこそ染めて隠す必要などないことを教えてくれているのだよ。

髪型も、カラーリングも使い分けして変身を愉しむ。この意識を新しい常識として普及すべきだとを痛感する次第だ。キムタクの前に道はなかったが、キムタクの後に道はできたのだ。木村拓哉万歳！

さり気にアクセサリーも

マクドナルドのCMに代表されるような髪型改革だけじゃあない。

木村拓哉はプライベートファッションにゴローズのシルバーアクセサリーを取り入れるなど、中高年がいささか躊躇するような派手目の演出をするのも得意だ。それがまた似合ってしまうのだから憎いね。

ゴローズのアクセサリーと言えばネイティヴ・アメリカンを代表するインディアン・ジュエリーが有名だ。

このシルバーアクセサリーを着こなすセンスを、全ての中高年に求めるのはさすがにハードルが高い。

ここでお薦めなのは、おなじシルバーアクセサリーでも少し矛先を変えた貴方らしい意匠のものを取り入れたらいかがだろうか？

全部が全部、木村拓哉のコピーじゃなくて、着る物やアクセサリーで貴方らしい個性を前面に出すことは素敵な演出といえよう。

たとえばネイティブアメリカンイメージとは相反する、英国騎士風の衣裳をえらび、ジャスティンデイビスを取り入れるのは、大人の魅力を一層アピールするのに一役買ってくれそうだし、ライバルより一歩先に光る魅力を振りまくことが出来そうだ。

いずれにせよ、木村拓哉をお手本とすることで、中高年諸兄は今を輝かせるファッションリーダーになり切れる可能性があることは確かなようだ。

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エピローグ

かえりみれば昭和の昔、大スタアの面々は男性であっても化粧に余念がなかったし、カメラの角度とかライトの当たり具合までこだわっていたと聞いたことがある。

当然、自らの老いた一面など見せることは嫌っていたし、汚点としてひた隠しにしていたのだ。

令和の世の中に変わったとしても、スタアの美意識にそう大差はないものと筆者は確信している。

それなのに木村拓哉は、自らの本当の老いを隠そうともせず堂々と公表しているのだからすごい！

しかも、マクドナルドのようなCM出演では、若さを演出すべく変身することもいとわないのだ。

これこそプロ意識の成せる技。真の令和スタアといって良いだろう。

ご自身の年齢的な衰えを気にしてさえない日常を送る諸兄にとって、木村拓哉は髪型やカラーを使い分けることで堂々と生きる道をさししめした、いわば道しるべだろう。

髪型だけじゃない。キムタクが取り入れる多彩なファッションも、いいとこどりでどんどん楽しんだ方がいい。

やったもんがちだ。あとで後悔しないように、木村拓哉を教科書にして若返って頂きたいと切に願うのだ。