2020年暮れ。「ジョジョの奇妙な冒険」ファンにとって待ちかねた実写化ドラマが放送された。
主演は高橋一生。
役どころは岸部露伴という原作では脇役なのだが、あえて主役にキャラを据えてドラマ化されている。
放送後、口コミで評判が広がりファンの反響は即座にヒートアップした。
このドラマの詳細と、ファンからの評価をまとめてお伝えしたい。
それと同時に気がかりなのは、高橋のぬいぐるみに対しする扱い方を見ていたファンから雑であるとか、虐待じゃないかとかちょっぴり心配なコメントが漏れ聞こえてきた。
その実態はどうなのか、高橋一生本人に問いただした回答を基に、彼の心理的な本質にも迫ってみたい。
あくまで仮説だが、楽しんでお読みいただきたい。
高橋一生の岸部露伴
高橋一生本人をよくよく見ると、決して特別男前ってわけじゃないことに気付く。
しかし、一度演技に入ると独特の個性を発揮しあるときは不気味に、ある時はセクシーに、またある時はコミカルな演技で見る者を魅了するのだ。
そんな個性派で実力ある俳優の高橋一生が特別入れ込んだ役柄が岸部露伴。
人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフシリーズ(岸部露伴は動かない)の実写版としてNHK総合で2020年12月に三日連続で放送されたのだが、高橋自身が大のジョジョファンであることから待ち望んだオファーだったのである。
それだけに高橋一生の入れ込みようは半端じゃなかった!
その証拠に、このドラマを見たファンからの評判を要約してみよう。
要約其の1…普段の役柄で発する低音の声と違い、高めのトーンで発声する高橋はセクシーで素敵だった。ジョジョのサイケデリックでミステリアスな雰囲気を見事に再現してくれた。
要約其の2…アニメとルックスが違うのに本物にしか見えない不思議。完成度が高すぎる!
要約其の3…完全にドラマに引き込まれてしまった。アニメの実写版は失敗が多いがこれは大成功。シリーズ化して欲しい。
何という反響なのだろう。NHK総合でジョジョの奇妙な冒険を実写化すること自体びっくりなのだが、当のNHK自体、ここまでの完成度は求めていなかったかも知れない。
ある意味はまり役ともいえる高橋一生の岸部露伴。
この岸部露伴のキャラクターは、リアリティーを重んじる漫画家という設定で、行く先々で起きる奇妙な出来事をホラー風に仕上げているストーリー構成だ。
ストイックで偏執的性格の岸部露伴の人物設定を、見事に再現する高橋一生なのだが気になるコメントが寄せられきた。
番組で扱うマスコットのぬいぐるみを虐待しているというのだ。一体なぜ?
虐待のわけ
事の発端は「目覚ましテレビ」のキャラクター、目覚まし君と撮影した画像にあった。
目覚まし君を左右からてのひらでペッタンコに圧縮している。
他にも、足をぎゅっと挟んだり、さかさまに吊るしたりして異様なショットに見える。
これは目覚まし君に限らず、ほかの番組キャラクターについても同様の扱いをしているらしい。
これを見たファンの間では、高橋一生のことを(サイコパス)とか(ぬいぐるみプレス屋さん)とか不名誉な呼び方をして騒然としたのだった。
ある意味、実写版「ジョジョの奇妙な冒険」の岸部露伴を地で行くようなサイコな評判だ。
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虐待のわけ
なぜぬいぐるみを乱雑に扱うかについて高橋一生にインタビューした記録があった。
高橋いわく「ぬいぐるみが可愛らしいんで、生きてる動物だとわしゃわしゃってやるような気持ちでやってしまうんですけど…。イタイイタイがないでしょ?だからついやってしまうんですよね。」
彼自身は虐待のつもりはない。むしろ可愛すぎてやってしまうという。
ある意味偏愛フェチなのか、愛情の示し方が分からないのか、とにかくちょっぴり変わっている。
しかし、そんな一面がに逆に功を奏し、今回の岸部露伴役に生かされたわけで、放送後の評判は大変な反響をよんだのだろう。
たしかに一度見たらとりこになるこのドラマ。シリーズ化を望む声は高まってゆくに違いない。
エピローグ
高橋一生自ら待ち望んでいたオファー。
それは「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する岸部露伴が主役となる「岸部露伴は動かない」の主役だった。
原作のアニメとはビジュアルが違うと思いきや、いざ放送されてみると高橋一生のそれは、岸部露伴そのものだった。
高橋の卓越した演技もさることながら、サイケデリックなストーリーにどっぷりつかったリアルなジョジョワールドにファンは興奮したね。その評判はヒートアップしシリーズ化を望む声が高まっているのだ。
色んな番組で顔を見せる高橋一生が、番組キャラのぬいぐるみをなぜ虐待するのか謎だったが、高橋本人には虐待の意識はなく、むしろ可愛すぎるあまりの無意識が行動にでていじりすぎたようなのだ。
ある意味、ジョジョワールドにふさわしい偏執狂的行動に、特定のファンは納得すらしているかもしれない。
彼のぬいぐるみ虐待は、ジョジョ続編の序章なのかもしれない。