満島ひかりドラマの先生役がいいね！ファイトをライブで熱唱

ちょっと前だが2014年は満島ひかりにとって面白い年だった。

というのもドラマと映画で別々の先生役を演じたのだがどちらも印象に残る面白さと爽快な後味を残している。満島ひかりの魅力っていったい何だろう？

中島みゆきの名曲「ファイト」をライブで披露したことがあるが、不思議な感動を与える歌声だった。演技する満島も歌う満島も何か一言では言い表せない深みを感じてしまったのだ。

彼女まだ若いのにね。いいもの持ってるじゃん！今回は上記の先生役とライブパフォーマンスを例にとって満島の持つ個性を端的に探り出してみよう。他にも名作はある？いやいや、数あるドラマや話題の中からちょっぴりマイナーな先生役を引っ張り出すところが面白いのさ。

是非、この機会に読んでってよ、ね？じゃ、続きは以下ね。

先生役の満島ひかり

2014年のこと。２つの先生役が面白かった。ひとつは高校の英語教師兼生徒指導の先生役。TBS日曜劇場「ゴメンね、青春」っていうギャグコメディードラマだが、オーバー気味のリアクションで面白すぎるほどの演技だが、コメディーとはいえ一切の手抜きがない体当たりで感情むき出しの演技だ。

満島ひかりの原点はこうした体当たりの演技にあるのだろう。彼女がブレイクするきっかけの映画「愛のむき出し」では狂気を感じさせる演技で見る者を圧倒したのだ。こうした全力投球はテレビドラマといえども手抜きなしに行う満島ひかりの真骨頂だ。

もう一つの先生役は、小学校を舞台に教育実習に来た派手派手ねーちゃん先生で常識外れ。でも次第に生徒と打ち解けてゆく学園コメディー映画だった。小学生相手にくねくねしたりタバコをふかしたりするだめっぽい実習生も上手い演技だった。

この二つに共通する満島ひかりの持ち味。それは人間臭さがにじみ出ている演技力だ。

何だろうな、この演技力は？まだ30代半ばの年齢なのに、同年代女優でこんなに人間臭い演技が出来るのは、他に安藤サクラくらいじゃないかな。

そしてこの人間臭さはライブで歌った「ファイト」にも共通したものがあったのだ。

歌だけなのに凄い迫力！

2015年11月、中島みゆきの「ファイト」をライブで歌う満島ひかりは圧巻だった！

もともと、ステージ【歌縁】は中島みゆきを慕う芸能人たちが、中島の持ち歌をそれぞれの人の持ち味を生かしパフォーマンスする歌とも演技の場ともいえるステージだが、出演者はベテラン女優ばかりだ。

大竹しのぶ、研ナオコなどそうそうたる女優や歌手中心で独自の世界観で歌う面白さがある。

それだけに参加する者の力量が試される場でもあり、名乗りをあげるだけでも大変な勇気が要る。

ましてや30代の満島ひかりが参加してどこまで魅せてくれるやらと思いきや、わーお、すっごい迫力。心の底から絞り出される感情のしずくが歌声となって震えるように響き渡る！

どうすりゃこんな歌が披露できるんだろう？観客はどよめきと同時に拍手喝采。不思議な感動が場内を包んだのであった。

ドラマで先生役を演じる満島も人間臭くて好きだが、歌のだけのステージで、表現の難しい歌詞の真意を主人公に成りきって歌いつくした満島ひかりに心底惚れたよー。

満島ひかりの魅力はズバリ

満島ひかりの魅力を一言で表せと言っても難しいが、敢えて言うなら体当たりの泥臭さだろうね。

顔は美人で愛らしい。なのに表現するのは内面そのものの汚い部分やいやらしさ、醜さを巧みに演じることが出来る。でも最後には笑いと涙も忘れない後味すっきりの爽快感は絶品だ。安藤サクラも凄いが、彼女は美人じゃないから満島ひかりの方が意外性ありで軍配があがるな。

CMだってあんなに生茶をうまそうに飲む女はいないぜ。しかもあのCMの満島は可愛すぎるから困るんだ。え？どうしてお前が困るんだって？だって、あんなにいい女なら自分のものにしたくなるでしょ？無理だって？分かってますよ。いい夢くらい見せてくださいな。はかないねえ。

総まとめしよう。

満島ひかりが2014年にドラマと映画で演じた二人の先生役は対照的な役柄なれど、共通して見られるのは人間臭い体当たり演技だ。

中島みゆきリスペクトステージ【歌縁】でのライブで歌った「ファイト」も圧巻だったが、これとてやはりほとばしる感情の雫や人間臭さとか泥臭さの表現であり、稀有な女優だと改めて知らされた。

顔は可愛いくせに演じる役柄は泥臭くて人間臭い。しかもエグイ！いつも体当たりで人の心を鷲掴みにする満島ひかりに敬意を表しちゃうぜ。