女優中谷美紀が2020年のコンサートで夫と仲良くテレビで共演した。
独身宣言していた中谷が発言を撤回してまで惚れ込んだ相手とは一体いかなる人物なのか?
そして彼女直々の肉筆で書いた、メディア宛ての達筆な報告書面にはセンセーショナルな内容が綴られていた!わざわざ手書きで報告をする彼女の真意とはいかなるものなのか?そしてその内容とは?
結婚に関して人は、しばしば数奇な運命の出逢いを経験し愛情を深めてゴールインするようだが中谷美紀の場合もドラマチックな馴れ初めだった。
海を越えた中谷美紀の運命的な恋愛劇について今ここでおさらいし、この結婚がいかに奇跡的なものだったのか、他人の筆者が自慢げに解説してみたいと思う。最後までごゆっくりね。
夫との馴れ初め
中谷美紀はクラッシック音楽を好み精通していた。特にヨーロッパでのクラッシック音楽には大変な熱意をもっており、ことさらウイーンについては憧れていて一度訪れてみたいと考えていたようだ。
そんな折、東京のサントリーホール30周年ガラコンサートが開催される運びとなり、音楽ファンの中谷もチケットを手に入れる。指揮者は日本が誇るマエストロ小澤征爾、オケはウイーンフィルだった。
中谷はコンサートに出掛け近くの飲食店に立ち寄り、携帯電話の着信がなってしまったことで居合わせた外国人3人組に謝ったことがきっかけで彼らのテーブルに招かれる。彼らはウイーンフィルのメンバーだったのだ。それを知って中谷はザルツブルグ音楽祭に行きたい気持ちを伝え、彼らと意気投合。そのうちのひとり、ビオラ奏者ティロ・フェヒナーは中谷に一目ぼれ。
その後は僅か一カ月で交際に発展、あれよあれよという間に同棲。知り合って2年後には入籍したというから驚きだ。だって中谷は生涯独身を通す決意をしていたのだから。
そうして2020年、NHK中継「ウイーンニューイヤーコンサート」に夫と共演することで家庭円満をアピールするに至るのだ。
中谷はティロの思いやりと優しさ、そして彼女に対する尊敬を忘れない姿勢に感銘を受けたらしい。ティロは中谷の日本人的気遣い、特に夫を常に立てる気遣いに心奪われたようだ。
そして2018年、芸能各メディアに一通の達筆な報告書面が届く。中谷美紀の自筆による結婚報告だった。礼儀正しくも毅然とした美しい文面!夫と共に齢を重ねて参りますと日本人女性らしく言霊を宿した手紙だった。
そう、中谷美紀は言霊が宿ることを信じていつも大事にする人なのだ。
国際感覚を身に着けた中谷
中谷美紀は偶然にもレストランでウイーンフィルのビオラ奏者と出逢い意気投合し交際に発展した。さらっというのは簡単だが、言葉の壁は簡単じゃないよね。実は中谷美紀は英語もフランス語も堪能だった。当然、ヨーロッパや諸外国への憧れが高じて興味が語学に移行したのだろうが努力なしにここまで語学は上達しないだろう。
中谷は特別優秀な学校を卒業したわけでも飛びぬけた成績を収めたわけでもないようだ。しかし努力の人であり言葉を大事にする人。これは日本語はもちろん英語、フランス語もそれぞれ言葉の重さを噛みしめて話すことに心を砕いているのだと感じるのだ。そうするうちに知らず知らず国際的な感覚を身に着けていったのであろう。
報告書面を書かせれば達筆で心のこもった手紙を作るし、外国語で意気投合することができ結婚後は夫のステージであるコンサートの解説で共演するまでに成長した中谷美紀。
でも言葉はともかく、生まれ育った環境や気質の違い、考え方に至るまで相性はどうなのか?気になる中谷とティロの夫婦関係について分析してみよう。
中谷とティロの相性
中谷美紀は結婚する気がなかった。この頃の中谷の心境はこうだ。
「あちきは籠の鳥でありんした。」ドラマ「JIN」での花魁野風が発したセリフである。
籠の鳥は中谷そのもの。狭い日本に閉じこもり憧れのヨーロッパに思いを馳せる一人の独身女性だった。それが共通の生きがいを持つ外国人男性に出逢い、惹かれ合って結婚した。それは良かった。めでたい。祝福しよう。しかし、永く添い遂げるには生まれ育った環境など相違点もあるだろう。
特にドイツ人は割り切って考える思考だと聞く。日本人のようなウエットな部分が殆どない合理的思考が中心だ。だから日本人とドイツ人のカップルは人情絡みの点で相手が理解できず戸惑うことがあるという。
中谷美紀はどうだろう。彼女は日本人の奥ゆかしさはそのままに前向きでオープンな一面があるからくよくよすることはないと想像する。ティロとの交際時期でも隠すことなくオープンにデートをしていたことは有名だ。頭も切れる。なにより相手の心を先読みして心を砕くことが出来る出来た女性なのだ。だからティロのドイツ的思考に歩調を合わせることができるから心配無用なのだ。
直筆の結婚報告書面で見た達筆の言霊はおおもいやりの塊が感じられ、中谷の人柄を象徴しているしどの国へいっても、誰とでも調和を取ることは難しくないのかもしれない。
今、中谷とティロはオーストリアのザルツブルグで美しい街並みと芸術的環境で日々を堪能しているとのことだ。うーん、ティロが羨ましい。中谷美紀は卓越した世渡り人だし生き方自体が芸術のようだ。音楽家の夫にとってはこの上ないパートナーに違いない。
芸術の街で、毎日が夫との共演なのだろう。いつまでもお幸せに!
エピローグ
最終章としてまとめよう。
生涯独身を通すつもりだった中谷美紀。しかし、運命は数奇なものだ。好きなコンサートに行って共通の生きがいを持つ音楽家と意気投合、すぐに結婚することになるのだから。
しかし、意気投合するためには外国語で意思の疎通を図ることができなければしょうがない。
その点中谷は努力のひとだ。英語はもちろんフランス語も努力で身に着けた。今はドイツ語も話せるまでになっている。そして語学を通して相手の気持ちを汲み取る繊細な能力に長ける中谷は、夫ティロとの生活も不安なく営むことだろう。字を書けば達筆な報告書面でひとの心を掴んでしまうし夫と音楽番組で共演すれば的確なコメントで解説し、彼女が持つ素養を改めて知らしめる。
中谷美紀。彼女はまさにスーパーウーマンだった。
今はザルツブルグで暮らす中谷。ドラマ「病院で念仏を唱えないでください」に出演しているが、撮影の時は日本に帰ってくるらしいから大丈夫。ファンにとって身近な存在でいてくれるはずだ。